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映画・音楽

千手観音

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話題となっていた中国障害者芸術団による『千手観音』の清水寺特別奉納記念講演として、よこすか芸術劇場へ来た。たまたまチケットを手配して頂ける機会があり、行かせて頂くことが出来た。・・・講演は感動的だった。
何と表現すればよいのだろう? なんだかあまりに神々しくて涙が出た。「障害者」という言葉はひどく不相応で、五感のひとつに2倍の才能を与えられし人たち…そんな印象だった。
見る音楽・聞く踊りは、いずれも2倍の表現力があり鳥肌立った。寸部の隙もなく完成されている姿は、想像するだけで気の遠くなるような練習の積み重ねの上にあり、故に美しかった。魂が五感を動かしているから響くのだ。一人ひとりの芸術性は勿論だが、講演そのものの完成度も高く、細部に至るまで行き届いていた。日本を敬う親善の想いが込められていて、とても有り難く感じた。
…合掌…

グスターボ初来日

ベネズエラ出身のマエストロ、グスターボ・ドゥダメルが初来日する。東京でのコンサート日程は12月17・18日、なんとか日程を調整するも既に予定が動かせない。
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの指揮者になったのは1999年で、沢山のオファーの中このオーケストラを選んだことが、更なるブレイクのひとつでもあるような気がする。
このオーケストラは元強盗犯や殺人犯の子供も含む団員で組織されていて、確か全員25歳以下だ(記憶が正しければ・・・)。ベネズエラには25万人の子供が音楽に参加し、子供のオーケストラは60もある。その頂点に君臨しているのがこのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラとのこと。でも、私が惹かれたのは彼の演奏シーンの映像を見たことによる。ものすごいエネルギー。『エネルギー』とは、本来形が見えるものではないのだが、彼のエネルギーは形まで見える気がする。頭の先からつま先まで、そして勿論指先一本いっぽんにまで音が見える。まさに全身全霊、魂の振り。瞬間にして震撼した。絶対に生演奏が観たい聴きたい!と心は踊り立ち、チケット検索に奔走したのだが、残念ながら自分のスケジュールが空けられず断念。2016年までのスケジュールが既に満杯といわれている彼が、次に来日出来るのはいつのことだろう?今回の演目にベートヴェンやチィコフスキーだけではなく、ラベルも予定にあると聞いた。彼のラベル・・・聴きたかったなぁ!・・・DVD発売されるかな?

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