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講演会 長 坂 優 氏

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湘南信和会の横須賀交流会で、戦後アマゾンに移住された長坂優氏の講演を聴かせていただいた。精悍な面持ちの長坂氏は、1965年にアマゾンのパラゴミナスに入植され、想像できない程の壮絶な生活と自らの手で苦労しながら開墾した移住成功者。

しかし、機械を使った伐採はやがて、過剰であったことに気付いた長坂氏は、現在「地球の肺」アマゾンを守るため植林の活動をされている。
地球上の酸素1/3はアマゾンが生み出していて、私達が3回呼吸をすると1回はアマゾンの恩恵を受けていることになる・・・と話す。私達はその有難味に気付くことなく過ごし、感謝することもない。地球上で暮らしている私達は、もっと地球と話さなければいけないのかもしれない。

スケールの違う実際の体験を話される長坂氏の描写は、戦後日本の復興が進み不自由なく暮らしてきた私には 残念ながら同調・共鳴できるものはなかったのだが、ただ生命の極限はこんな風なんだと思わず涙が出た。

『本当に大切なもの』は目には見えない形のないものだと知った、空気・太陽の光・自然の音・心・・・と長坂氏は話されたが私は長坂氏の話される言葉も・・・そのひとつだと思う。

ありがとうございました。

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