山梨…追伸
生まれて初めて蕎麦を打った。5人に1人指導員が付く。といっても、いかにも地元の『近所のお母さん』という感じ。皆エプロンを借りて、手を洗って…まるで学校の調理実習のような感じ。ただひとつ違うとすれば、とても料理人には不釣り合いな指先のマニキュア。
普段からあまり食事にこだわらない私は、労力をつかってまで美味しいものを戴こうとする根性がなく、渋々の参加。ところがビロードの様な手触りの蕎麦粉に少しずつ水を加え、陶芸の土練りの様に捏ね回すうちに楽しくなってくる。麺棒を使って伸ばし始めると、我を忘れてすっかり本気モード。駒板を当てて蕎麦包丁で麺を切る頃には、真剣そのものだ。最後に自分達で打った蕎麦を試食する。
美味しい!!
見て呉れはイマイチだが、他のグループが打った蕎麦より美味しい!!
手前味噌かもしれないが、照り艶とも良くツルツルしているが、引き締まっていてコシがある。
同じ材料なのに…と、思わずほくそ笑んだ。