大塚国際美術館
長年の念願だった大塚国際美術館へ、思い切って行ってきた。
ここへは過去一度行ったことがあるのだが、その時は何の情報も持たなかった。
この美術館は大塚製薬が長い年月を掛け陶板の技術開発をし、創立75周年記念に設立した美術館だ。
世界各国の著名な画家の作品を全て原寸で再現している。地下3階から地上2階までその数1000点を超える展示作品は、環境展示も含み聖堂の壁画もその壁ごと実寸大だ。初めて行った時は、あまりの規模の大きさにすべてを見尽くせなかったという後悔の念を残した。また未完の陶板があり、完成した暁には必ずもう一度見に行こうと思った。
あれから5年近く経った。未完だった陶板も既に完成されている。
陶板へ転写焼き付けされた名画は劣化することがない。なので写真撮影も許可されていて原寸大の名画の横で、記念写真が撮れるのだ。
私はこの美術館の環境展示が特に好きだ。大聖堂や懺悔の台まである。厳粛な雰囲気が神聖な気持ちにしてくれる。頭がクラクラして目頭まで熱くなってくる。
気負って行ってはみたものの、今回も前半に時間を使い過ぎて全てを納得いくまで観ることは出来なかった。そう、一日ワンフロアーが限界かもしれない。
世界各国を回って名画を観ることは難しそうだが、その雰囲気を満喫できる大塚国際美術館へは、また行くと決めている。