初春花形歌舞伎
先日、視察研修の一環で歌舞伎『慙紅葉汗顔見勢/伊達の十役』を見た。残念ながら歌舞伎座ではなく新橋演舞場での公演だったが、出演者は今まさに乗りに乗っている『市川海老蔵』で、十役早替りと宙乗りがあるということで満席だった。
私の歌舞伎の記憶は、まだ幼少の頃に母に連れられて何度も行っているが、毎回見事に眠りに就き内容については覚えていない。
最近は内容や言葉がわかりにくい人のために、レンタルでイヤホンガイドがある。舞台が始まる前から状況説明などをしてくれて、話の展開に併せリアルタイムに解説が入る。海老蔵の早替わりなども教えてくれるので、拍手を外さないですむ。およそのあらすじが理解できるし、しきたり等も理由つきで教えてくれる優れものだ。若干おせっかいな主観が混じっていたりするが・・・。
日本の文化的なものはもちろん、十役早替わりは巧みで見事な瞬間芸(マジックショーの様)だし、宙乗りでは袴の裾さばきが そこに道があるかの様で、改めて芸術性の深さに感動した。
・・・新歌舞伎座が出来上がったらまた行ってみたい(^^)。