墓参り
久々に母の墓参りへ行く。
墓は横須賀の佐原にある『満願寺』にある。休日ながら私にしては、少々早起きをして花と線香を持って高速道路を走った。
広い通りから一本入ると、すれ違うのも困難な細い道の奥に『満願寺』はある。
花の好きな住職が、いろいろな木を植えている。寒の残る中、暖かな陽射しに透ける柔らかな花が蕾をほころばせていた。
墓回りを掃除して、新たに花を飾る。出たゴミは分別して捨てるが、無分別に捨ててあるゴミもある。普段なら見て見ぬ振りをするところだが、不思議と住職のいる寺というだけで、何となく厳かな気分になり余計なお世話ながら善行をしてみる。
しばらくして檀家の方々も集り住職の話と、歳のせいか最近ではすっかり心地よくなってきた経を聴く。
線香を上げて日々の報告を母にして帰宅した。いつも帰りがけに思うのだが、墓参りというは自分の心を少しだけ清められた気がする。
早いもので・・・今年は母の7回忌となる。