ドガ展
日曜日に『ドガ展』・・・行ってきました。
人垣の後頭部を見に来たんじゃない!と怒鳴りたくなるほど混んでいた。
ドガの踊り子の絵は有名だが、『エトワール』は、やはり名作だった。
『エトワール』の前の人垣は一際多く、しかも人が回転しない。それでも合間を縫って何とか作品の正面へ・・・。
想像していたよりもサイズは小さかったが、絵の中の踊り子がスポットライトを浴びて陶酔したような表情がくっきりと浮かんでいる。幾重にも“影”を重ねていくことで光を表現するのだが、この『エトワール』は今そこで生のスポットライトが当たっているのかと勘違いするほど、微妙な光の加減が見事に描かれていた。
ドガは動きの激しい踊り子や馬の絵を数多く残しているが、視力の弱かった彼は蝋の彫刻を作る事で、その動きを手で視たのかな・・・。
名作と言われる作品には、やはり理由がある。