講演
- 2010/09/21 09:55
- カテゴリー:仕事関係
先日 日本で初の親子2代でオリンピックに出場した、本田大三郎氏と本田多聞氏の講演を聴かせて頂ける機会があった。
私の数少ない体育界系の知人から、よく『それは芸術系の考え方だよね』と一線を引かれる事があったので、基本的な脳の思考が違うのかと思っていた。
しかしながら、今回の講演では根本的に、私の短絡的な考えを覆されてしまった。
大三郎氏、多聞氏それぞれが、とても繊細で細やかで“粋”な方々だった。
『トップに立つ人の後ろには、沢山の人がいる。』
『個別の美こそが全体の美であり、その逆は成り立たない。』
中でも一番印象的だったのが、『自分が創り出したものは、その日のうちに空にする。』ということで、最初に聞いた時はちょっと意外な感じがしたが、同じ事を続けていては後者に残せない、また前に進めず、頂点にもいられない・・・そんな意味だ。
常に追われる立場にある勇者として、先陣を切る人ならではの言葉だった。
この貴重な話を聞かせて頂く機会をつくって頂いた「湘南 信和会」に感謝致します。