喘息
その暗雲は、昨年の秋位から立ち込めていた。風邪をひくと咳がいつまでも長引き、どこからともなく隙間風が抜けるような音が、自分の気管から聞こえてくる。娘が、喘息持ちだった祖母と同じ音がする…と心配そうに言う。たまに私自身も息苦しくなり、話すことすらしんどく感じるときがあった。
風邪薬をもらいに行った病院で、アレルギー検査をする。残念なことにアレルギー要素は、バッチリ揃っていた。医者には、このままだと喘息になるかもしれないと脅かされる。
年も明け体調は万全とはいかずとも、かなり復活していたので、常々誘われていた駅伝マラソンにチャレンジすることにした。
私の区間は5km、ちょうどマンション外周を3周走ると目安の距離。先ずは1周半の2km位からスタートしたが、まずまず脚は動く。ところが2km以上の継続を辛くしたのは、呼吸だった。なんだか吸っても吸っても空気が肺に入ってこない…っていう感じ。これは本気で練習しないと厳しいぞっ!と決意を新たにしたが、練習を重ねる度に息苦しくなる距離は縮んでいる。土・日で連続練習したら、とうとう呼吸困難に陥りダウン!
さすがにこれは…おかしいぞ(~_~;)ということで、近所にある県立の呼吸器専門病院で診断してもらった。レントゲンや肺活量の検査は、その場で直ぐに結果が出る。診断は『喘息』。飲み薬と吸入用散剤が処方された。医師と相談の結果、3月の駅伝は見合せた方がよいということになった。
さすがに駅伝ばかりは襷を繋げないと申し訳ない。今回はまだ時期尚早ということか…(-_-)
いつか…きっとチャレンジするぞ!!