九州/鹿児島
- 2010/11/05 17:18
- カテゴリー:映画・音楽
歴史ある土地・・・
噴火を繰り返し灰の雨が降る。
横浜では無縁な生活だ。
第42回 全国商工会議所女性会連合会が宮崎で開催された。
10月15日の夕刻よりスペースの問題で分かれた2会場を中継で結び、賑やかにアトラクションがスタート。宮崎の顔でもある東国原知事がジョークを交えて挨拶されると、あっという間に会場が和み、乾杯の音頭とともに懇親会となる。エコ活動の一環として各自が持参したマイ箸で、宮崎の『食の幸』を満喫!
かつて東国原知事が赴任されたその年には鳥インフルエンザが蔓延し、今回は口蹄疫問題。本当に辛く苦しい事が多かった宮崎県で、この全国大会を無事開催する迄には、多くのご苦労やご尽力があった事とお察しする。
翌16日9時半より全国大会の式典が開催され、記念講演では講師の高野由美子氏が、『鐘が鳴り響く瞬間』というテーマで1時間ほど話をされた。淡々とした語り口調の中にも、ユーモアセンスが光る講演だった。
横須賀商工会議所女性会では、日頃の慰労と親睦の意味を込めて1日前に九州入りをして、鹿児島観光と指宿の砂蒸し風呂でゆっくりと疲れを癒した。
(癒すはずだった・・・)
親切で気さくなガイドさんの説明を聞きながら、最終日は青島・鵜戸神社を周り無事にすべての行程を終えた。
経験的にも年齢的にも、ペーペーな私は、大御所に囲まれ正直なところ・・・疲労困憊。
それでも口蹄疫問題から復興に向けて、とても元気に頑張る宮崎の皆さんに励まされ、まだまだ自分も頑張らねばと恵まれた環境に感謝する。
女性会ホームページ http://www.joseikai.com/index.html
実家のマンションで大規模修繕が始まる。
築30年くらいになる高層マンションの大規模修繕となると、その足場を組むだけでも大変だ。
クレーン車が14階建マンションの最上階迄伸び切って、その足場の端に作業をする人たちが何人か立っている。
陽が傾き始めた中で、その姿がシルエットになって浮かぶ。
ひゃぁ〜・・・見ているだけで足が竦む。
でも、なんだかカッコいい!
それにしても何ともバランスの悪いクレーン車は、倒れたしはしないのだろうか?
実家は12階の端で、眺望もなかなかだ(写真)。
天気の良い日は、北側ベランダから今建設中の『東京スカイツリー』が見える。
居住するにはアクセスの良さは欠かせないが、眺望も毎日を気忙しく過ごす私には、束の間の癒しになる。
先日 日本で初の親子2代でオリンピックに出場した、本田大三郎氏と本田多聞氏の講演を聴かせて頂ける機会があった。
私の数少ない体育界系の知人から、よく『それは芸術系の考え方だよね』と一線を引かれる事があったので、基本的な脳の思考が違うのかと思っていた。
しかしながら、今回の講演では根本的に、私の短絡的な考えを覆されてしまった。
大三郎氏、多聞氏それぞれが、とても繊細で細やかで“粋”な方々だった。
『トップに立つ人の後ろには、沢山の人がいる。』
『個別の美こそが全体の美であり、その逆は成り立たない。』
中でも一番印象的だったのが、『自分が創り出したものは、その日のうちに空にする。』ということで、最初に聞いた時はちょっと意外な感じがしたが、同じ事を続けていては後者に残せない、また前に進めず、頂点にもいられない・・・そんな意味だ。
常に追われる立場にある勇者として、先陣を切る人ならではの言葉だった。
この貴重な話を聞かせて頂く機会をつくって頂いた「湘南 信和会」に感謝致します。